平成31年2月10日(日)
弊社で支援させて頂いている【社会福祉法人岩手更生会 緑生園】より、
恒例の交流戦『伝統の雪上戦』のご案内を頂き、弊社から5名で観覧をさせて頂きました。
ここで、緑生園さんの紹介をいたします。
社会福祉法人岩手更生会緑生園
岩手県内第1号の民間の知的障害者自立支援の更生施設として、昭和41年5月10日に社会福祉法人岩手更生会緑生園が開設されました。
創立の理念「いかなる人も人として認められる社会」の実現をめざし、障害のある人たちが人間としての尊厳が守られる豊かな人生を自己実現できるように支援を行っております。
一貫して社会的自立を目指し、就労による自活、社会生活と自立を目指し、これまで400名以上卒園し、社会で生活をしております。
緑生園とラグビーの出会い
緑生園とラグビーとの出会いは40年以上も前。岩手国体が開催され、そのラグビー競技に招待されたことがきっかけです。
緑生園は、当初は、精神薄弱者援護施設として開設され、生活指導、職能指導、学習指導を3本柱としていました。
しかし、体力作りと心身を鍛える運動に力を入れなければこれらの効果が得られませんでした。そのような時にラグビー競技と出会いました。
緑生園創設者中野芳幸は、「ボールを持ったら一歩でも前へ」と、とにかく前進するラグビーで強固な精神力を培わせようとしました。
さらに、協調心、闘志や根性、礼儀などもラグビーで学べると考えました。
中野園長は常々「ラグビーを教えるのではない、ラグビーの精神を教えるのだ」と話していたそうです。
昭和52年より開催されている「雪上ラグビー戦」には、緑生園OBはじめ、たくさんのラグビー愛好家も参加しており、今年行われるラグビーワールドカップ本件開催地の
釜石より釜石シーウェイブスの監督はじめ、選手の方々も参加されました。
参加チームは園生、園生OB、盛岡市役所、市内ラグビー同行会、桜庭監督率いる釜石シーウェイブス5名。
試合前に参加者でサインしたボールをワールドカップの成功も込め、釜石へ繋ぎます。
今年は雪上戦とはなりませんでしたが、、時には激しくぶつかりながら、フィールドを駆け回る姿に感動を覚えました。
ノーサイドの笛が鳴り渡ると、「試合が終われば勝利の側(サイド)も負けた側もない」という崇高なラグビー精神の基、選手たちの表情は晴々としておりました。
試合後は、和気藹々懇親会が行われ園で製造しているお豆腐をはじめ、カレーライス、おしるこ、外山そば、菊芋チップスなど園生が育てた野菜類を使ってのごちそうでした。
笑顔が全てを物語っていると思います。
当社としては、今後とも微力ながら支援を続けていきたいと思います。
緑生園HP